ミネラルとは
ミネラルは、細胞の代謝活動を支えています。
五大栄養素のうちビタミンとミネラルは微量栄養素といわれています。
ほんの微量なんですけど身体の生命活動において大切な働きをします。
ビタミンは以前からその重要性がいわれていましたが
ミネラルの有効性が言われだしたのはまだそんなに古くはありません。
地球上の物質は108つの元素でできているといわれていますが
人の身体もまだわかっていないとしても地球上に存在する元素がかかわりがあるはずです。
アンチエイジングや健康を考える上で正しくミネラルを理解することは大切だとおもいます。
「ひとみの健康日記より」
そもそもミネラルというのはどんな働きをしているのでしょうか?もちろん種類によってその使われ方は様々です。
例えば貧血というとすぐに思い浮かぶ鉄ですが、鉄は一般的にはそのままで使われることはなく、ヘム鉄という化合物になりこれが様々に使われるのです。もちろん酸素を運ぶ赤血球の重要な構成要素であるヘモグロビンの主成分です。
また、これはあまり知られていないかも知れませんが、肝臓での解毒(アルコール・薬・その他の有害物質)に大活躍するシトクロムP450という酵素の重要成分にもなっています。
実は鉄を話題にしたのは、ミネラルはそれ自身が他と化合せずに使われるものは比較的少ないのです。細胞浮腫のところで書きましたが、細胞の濃度調整に働く、ナトリウムやカリウムは確かに他と化合せずに使われています。しかし、この2つのミネラルも化合物となって使われることの方が多いのです。
そうです。ミネラルは様々な体内物質の成分として使われることが多いのです。ですから、ミネラルが不足するということは、その体内物質(例えば酵素)が必要なだけ作れないということになり、それが代謝活動に悪影響を及ぼすのです。
だいぶ脱線してしまいましたが、マグネシウムが重要なのは、非常に基本的な酵素の構成物質となっていることなのです。これらをマグネシウム酵素とも言います。
そして、ここが重要なところなのですが、体を動かすガソリンとも言えるエネルギー物質であるATP(アデノシン3リン酸)の製造には絶対に欠かせないミネラルなのです。
ATPは細胞内のミトコンドリアが中心的な役割を果たして作られます。このブドウ糖からエネルギー物質を作り出す過程をTCAサイクルとかクエン酸回路と言います。
この回路は非常に複雑な過程を経てATPを作り出しています。こうした化学反応に必須のものが酵素ですが、ここで活躍するのがマグネシウム酵素なのです。
この意味がどういうことかわかりますね。つまり、もしマグネシウムが不足すると、当然マグネシウム酵素が十分に作れず、そのため、他の栄養素がどんなにたっぷりあっても、それを活かすためのエネルギーが十分に作れないということなのです。
ATPは体の中のあらゆる部分で活躍していますから、それが十分に作れないとなると、当然結果として身体の機能低下に結びつくことになるのです。
すでに説明したことですが、細胞内に入ってくるナトリウムを外に出すナトリウムポンプを動かすにはATPが必要です。私たちの体温を維持し、様々な臓器の働きを支えているのもATPです。いわゆる基礎代謝ですね。
マグネシウムが不足すると、神経や筋肉のけいれん・ふるえ、思考力・集中力の低下などの症状が出てきます。筋肉細胞の中には当然動脈を構成している平滑筋細胞も含まれており、マグネシウム不足によって血管のけいれんも起こります。これが発生する場所によっては命の危険さえあることを知っておく必要があるでしょう。
実際、私の知り合いで最近時々筋肉のけいれんがあるといっていた人がいます。わたしはひょっとしてマグネシウム不足かも知れないねと言っていたのですが、実際毛髪検査をしてみたところ、マグネシウムが検査できないほど低かったということです。
症状としてはけいれんかも知れませんが、実は気がつかないところで身体に様々なダメージが来ている可能性があるわけで、マグネシウムの摂取には十分に気をつけたいところです。
なお、一般にはカルシウムとマグネシウムの体内比率は2:1程度がよいと言われますが、カルシウムは蓄積しやすく、マグネシウムはすぐに体内に出て行ってしまう性質があるので、食品として摂取するマグネシウムの比率はもっと高くすべきだと言われています。
いかがですか?ミネラル不足は様々な代謝酵素の働きに関わってきます。そのなかでもマグネシウムは特別に重要です。このことを十分に理解した上で、食生活の中でマグネシウムを十分に摂取するようにしていただきたいと思います。もちろん、サプリメントでの補充も必要かも知れません。

