T細胞は加齢で減っていきますが、カロリー制限食で長く維持
ねずみなどの研究ではカロリー制限食が免疫系の老化を遅くすることは複数明らかにされていますが、サルや類人猿、人など長寿の動物や霊長類への影響は最近まで不明でした。
あめりかオレゴン保健科学大学分子生物学、免疫学のニコルリッチ教授らは、42匹の成体アカゲザルを健康保持に十分なカロリー制限食、通常食の2群に分け、42ヶ月間、T細胞のナイーブ細胞とメモリー細胞を観察しました。
白血球の一つであるT細胞のうち、ナイーブT細胞は未知の疾患を認識し、攻撃するに対し、メモリーT細胞は過去に侵入した疾患を引き起こす微生物が再び侵入してきた場合に撃退します。
このうちナイーブT細胞数は加齢と共に減少し、機能が低下しますが、カロリー制限とともに減少し、機能が低下するが、カロリー制限食与えられた猿は、通常食を与えられた猿に比べて、ナイーブT細胞の数を長期間維持し、さらにT細胞の機能を回復して、メモリーT細胞の機能の低下を制御し、カロリー制限食では多くの疾患から守られ長生きできることが示唆されました。
ウインスコシン大学と米国加齢研究所の最近の猿を用いた研究でも寿命が延びる可能性が示されています。
カロリー制限食は免疫系の老化の遅延に加えて、その他の健康機能にも好影響を与えるようです。
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