更年期障害の注意点
更年期障害は非常に多彩な症状の集積で、これと特定できる決定的な症状はありません。他の疾患でもみられる症状ばかりですから、ちょうど更年期あたりからかかりやすくなる他の病気を見逃さないように注意することも必要になります。
他の病気では放置すると進行したり、重大な結果をもたらす疾患もありますので、まずその症状に関係する科を受診して、必要があれば適切な検査や治療をうけたほうがいいですね。そして症状があってもどこにも異常がみつからないというときに、更年期障害の可能性が高いと考えたほうが安全です。
更年期障害とまぎらわしい病気では、肥満、高血圧、低血圧、貧血、甲状腺機能異常、肝機能障害、動脈硬化症など整形外科領域では変形性脊髄症、骨粗鬆症、椎間板ヘルニアなど精神科領域では神経症、うつ病などがあげられます。
また卵巣機能の衰退する閉経期前後には、エストロゲンのバランスのくずれから子宮の異常出血がおこりやすくなったり、膣粘膜の炎症もおこりやすくなって血液の混じったおりものがみられることもあります。実際には心配のない出血のことが多いのですが、なんらかの性器出血や異常なおりものがあったら念のため子宮がんや卵巣がんの検査を受けておいたほうがいいですね。
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