糖尿病ではがんにもかかやすい
糖尿病にかかっていると、がん発症のリスクが2〜3割高まることが、厚生労働省研究班の大規模疫学調査でわかりました。
90〜94年にかけて、40〜69歳の男性約4万7000人を対象に、糖尿病の有無や生活習慣病などを聞き、その後の経過を2003年まで追跡すると、男性で3907人、女性2555人ががんにかかっていました。
そのうち、糖尿病になっていた人は糖尿病でない人と比べて、がん全体では、男性で27パーセント、女性で21パーセント上回り、また男性では肝臓がんで、2.24倍、腎臓がんで1.85倍、膵臓がんで1.85倍とリスクが高まりました。女性では肝臓がんで1.94倍、胃がんで1.61倍でした。
糖尿病では、一般的に、病気がすすむ過程でインスリンが過剰分泌されますが、実験では、この状態になると細胞の増殖が刺激され、がんにつながりやすいことがしられています。このことが、糖尿病になるとがんの発症リスクが高まると推測されます。
一方で、肝臓がんを招く慢性肝炎などを抱えていることが逆に糖尿病の発症リスクを高めている可能性もあります。研究斑班長の津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長は、糖尿病のつながる肥満や運動不足、喫煙といった生活習慣を改めることが、がんの予防に役立つと話しています。
三大疾病もそうですが、糖尿病、高血圧、肥満には十分注意が必要ですね。
