歯周病は、単に歯と歯茎の病気だけでなく、身体におきるさまざまな病気の引き金になることが最近の研究で明らかになっています。糖尿病は、日本では予備軍を含めると1620万人といるといわれていますが、実は糖尿病の人は歯周病にかかりやすく、また逆にいうと歯周病を治すと糖尿病が好転するという臨床報告などもでています。
歯周病と糖尿病との関連については、免疫細胞が歯周病菌を攻撃する際に放出する生理活性物質が、インスリンの働きを低下させ、膵臓のインスリン産生細胞を傷つけるからではないかといわれています。
歯周病の人は、狭心症や心筋梗塞などの心血管疾患のリスクが1.5〜3倍高まることが、米国のノースカロライナ大学の18年間の追跡調査で明らかになっています。
心筋梗塞や動脈瘤の病巣部から、実際に歯周病菌が検出をされたという報告などもでています。
国立がんセンターなどの研究によると、食道がん細胞から歯周病菌が高い割合で検出をされ、口腔からおりてきた歯周病菌によって食道粘膜に炎症が発生し、がんを発症してしまうのではないかといわれています。
歯周病はその他にも骨粗鬆症や関節炎にもなりやすいといわれ、お年寄りでは誤嚥性肺炎をおこしやすいなどともいわれています。歯周病菌などが原因でその毒素により、頭痛や微熱の引き金になることもあるようです。
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