トップページ糖尿病隠れ糖尿病は見逃される

糖尿病

糖尿病は健診では、空腹時血糖やヘモグロビンA1Cを指標にして診断されますが、こうした異常が特になくても食後に血糖値が急上昇する食後高血糖タイプの糖尿病があることがわかってきました。健診などでは、見逃されやすく隠れ糖尿病ともいわれています。

東京慈恵会医科大学付属病院の西村講師らは、5分おきに血糖値が記録できる機器を使って一日の血糖値を変動を調べたところ、血糖の異常は空腹時より食後にあらわれやすいことがわかりました。

糖代謝異常が軽いうちは、食後に血糖値が上がっても体から分泌されるインスリンの作用ですぐにさがりますが、異常がすすむにつれて、インスリンの分泌が悪くなったり効きが悪くなったりしてだんだんと下がりにくくなっているのではないかと推測しています。

食後血糖値は、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めてしまうと言うデータもあります。

山形大医学部の富永教授らは山形県舟形町の40歳以上の住人約2600人を約6年間追跡して、食後高血糖の状態が脳卒中や心筋梗塞をおこしてしまうリスクを調査しました。

その結果、ブドウ糖負荷試験の2時間値が140未満の人に比べて、死亡リスクが約2倍高かったとされます。富永教授らは、空腹時血糖に異常がないとしても、食後約2時間以内に血糖値が正常に戻らないようなら積極的に対応するべき、見逃されている隠れ糖尿病はかなりいるということで指摘をしています。

糖尿病で、食後の高血糖の改善として、富永教授は、まずは運動、次に食生活で、十分に改善できる、体を動かす週間をつくる事が大切と話しています。


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