トップページ皮膚の病気シミを抑える治療法

皮膚の病気

シミはここまできれいになる メラニンの生成を抑え、排出を促進する治療

長年、浴び続けたきた紫外線の影響は、年とともに皮膚のシミという形であらわれてきます。できることなら、シミをめだたなくしたいというのは、女性ならば誰でも描く願いです。

今行われているシミ治療で、もっとも効果のある方法といわれるのがトレチノイン療法といわれています。

メラニン色素の排出を促し、産生を抑えるトレチノイン療法

シミといわれるもので、紫外線によってできたもの、あるいは紫外線によって悪化するものには、日光性色素斑、肝斑、雀卵斑の三つがあります。

これらのメラニン色素沈着症に対する治療で、現在もっとも効果が期待できるのは、レチイノン酸による治療です。

レチイノン酸とは、ビタミンAの誘導体の一種になります。なかでも一番スタンダードなのがトレチノインとよばれるものです。

トレチノインには、角質をはがしたり、表皮細胞のターンオーバーを活性化する作用があります。

皮膚の表皮細胞は、表皮の層のなかのもっとも深い部分で生まれ、徐々に表面に押し上げられて角質となり、最後に垢になってはがれます。

これをターンオーバーといい、約4週間のサイクルで繰り返されます。基底層の部分には、メラノサイトといわれる細胞があり、ここでシミの元になるメラニン色素が作られます。

トレチノインは、このメラニン色素をどんどん押し上げる作用を持っています。すなわちターンオーバーを早めて、メラニンをもった表皮細胞を上に押し上げて、メラニン色素の排出を促進していきます。

このトレチノインに加え、治療では、ハイドロキノンという肌の漂白剤を使用します。これはメラノサイトに新しいメラニン色素を作らせないようにする効果があります。

つまり、トレチノインで、皮膚の入れ替わりのサイクルを早め、表面にあがってきたシミの素を取り去り、ハイドロキノンで、シミの素を絶つという、インとアウトの両面からシミを排除し、メラニン色素の少ない皮膚に置き換えるというのがトレチノイン療法なのです。


シミはその種類によって治療法がことなりますが、実際には種類のことなるシミが混在していることがよくあります。

失敗のない治療には医師の診断が必要になります。たとえば、肝斑の場合には、レーザー治療でシミが逆に濃くなってしまいます。

また、トレチノイン療法は劇的な効果が表れる半面、副作用なども伴うハイリスク・ハイリターンな治療になります。

強い薬を使い、ある程度の皮膚炎が伴うので、漂白治療中は必ず医師の指示通りの日程で診察を受け、肌の状態について医師とよく相談しながら治療を進めていきます。

副作用として、トレチノインの使用中に反応性の皮膚炎があげられます。治療部位が赤くなり、皮膚がポロポロとむけていくのが主な症状です。

これは適度な反応の範囲です。しかし症状が強い場合は、一時トレチノインの処方をやめることもあります。

尚、レチノイン酸は、ごく微量になりますが、人間の血液中にも、流れているものなので、アレルギー反応を起こすことはありません。

ハイドロキノンについては、大量に使用した場合、焼けるような痛みを感じたり、皮膚炎を起こすこともあるので注意が必要になります。

ただし、レチノイン酸は、米国ではすでにシワやにきびの治療薬として認可をされていますが、日本では未承認の薬になります。

そのために、国内では自由診療になって、各病院や医師が自家調合したりして処方しています。

基剤や濃度なども医師によってまちまちなので、使用法、効果などにも差がでてくると思われます。


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