トップページがん子宮頸がんの種類と症状

がん

子宮頸がんのなかにもいろいろな種類があって、大きく三つに分類されます。扁平上皮細胞にできる扁平上皮がんと粘膜などを分泌する腺細胞にできる腺がん、それと両者が混じっている腺扁平がんです。

子宮頸がん全体の約8割を占めるのが、扁平上皮がんです。扁平上皮がんの発生の段階は、次のように考えられています。

まず、扁平円柱上皮境界周辺で、新しい細胞ができるときにヒトパピローマウイルス感染がきっかけとなって、正常な細胞ではなく、異なった形態の細胞ができます。これを異型成と呼びます。

異形成にも程度があって、異型細胞が少ない軽度の異形成は、自然治癒することが少なくありません。

一方、異型細胞が増殖した高度の異形成は、多くの場合、上皮内がんに進行していきます。

つまり、異形成そのものはがんになる手前であり、がんではありません。軽度、中等度異形成ががん化するかは、ヒトパピローマウイルスのタイプを調べることで推定することができます。

また、高リスクの16型、18型以外であれば、リスクのある型でも3〜4ヶ月ごとに組織診を行っていれば、半数以上は異形成が消失します。

なお、定期的に組織診を行って、1年経過しても異形成が消失しないときは、その後異形成が消失する可能性は低くなります。

1年以上異形成が継続した時点で担当医と今後の方針についてよく相談をするようにしましょう。

子宮頸がんの中でも、腺細胞にできる腺がんは、少々たちの悪いがんになります。

異形成の段階から見つけやすい扁平上皮がんと違って、初期の段階で検診などで見つけにくく、細胞診の判定も容易ではないからです。

また、扁平上皮がんでは有効な化学療法や放射線療法も、膣がんではあまり効果が見られなかったり、リンパ節に転移をしやすいなどの悪条件が重なって、扁平上皮がんに比べて予後も不良になります。

腺がんは、子宮頸がんの15〜20%程度でそれほど多くはありませんが、けっしてまれながんとはいえません。

これもヒトパピローマウイルスが原因とされているので、コンドームを使用しての予防をしっかりと行いましょう。


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