肥満対策
肥満は万病のもとといわれています。日本人の4分の1が肥満だそうですが、大昔、人の祖先は獲物を確保をしないと食事にありつけませんでした。
飢餓に陥っても生きていけるように、体の中の脂肪細胞に脂肪をためておく必要がありました。
消費をされたカロリー以外、余ったぶんは、すべて脂肪として貯えられるようになりました。そうした身体の機能が残ったまま、どんどん脂肪は蓄えられていきました。
日本ではBMI25以上が肥満になりますが、2002年の国民栄養調査によると、20歳以上の男性で28.1パーセント、女性21.1パーセントがBMI25以上で、国民の4分の1近くが肥満ということになります。
また、注目すべき点は、20年前の調査と比べて、男性はどの年齢であっても肥満が増えています。女性は60歳まで20年前よりも少なく、60歳以上で増えています。
体を動かさない生活が広がっているにもかかわらず、ファーストフードやインスタント食品の普及など、高カロリーの食事が増えてきていることが大きな原因になります。
肥満が恐ろしいのは、いろいろな病気の原因になるからです。代表的な病気を上げていみると。
糖尿病、脂質代謝異常、高血圧、高尿酸血症、冠動脈疾患、脂肪肝、脳梗塞、睡眠時無呼吸症候群、腰痛、変形性膝関節症、月経異常などです。
内臓脂肪型肥満の人は、ここにあげた病気のうち、とくに糖尿病から脳梗塞までの生活習慣病にかかりやすいことがわかっています。まさに肥満は万病の元になります。
脂肪細胞の働き 身体の脂肪には、中性脂肪、コレステロール、脂肪酸、リン脂質の4種類があります。これらのうち、皮下脂肪や内臓脂肪など、体にたまる脂肪のほとんどは中性脂肪になります。中性脂肪をため込んだのが脂肪細胞です。
以前は、脂肪細胞は、単なる中性脂肪の貯蔵庫で、それ以外の働きはないと考えられていました。
しかし、肥満と病気の関係の研究が進むにつれて、現在では、脂肪細胞は中性脂肪をためるだけでなく、体の代謝を調節する重要な物質でだるアディポサイトカインを、何種類も分泌していることがわかってきました。
脂肪細胞から分泌される生理活性物質は、100種類以上あると考えられています。その一つアディポネクチンは、血管の修復を行うなどして動脈硬化を防ぐ物質だといわれています。善玉の生理活性物質です。
ところが、アディポネクチン以外の生理活性物質は、いずれも動脈硬化をあっかさせるものばかりです。
パイワン、TMF−α、アンジオテンシノーゲンなどがありますが、これらは悪玉の生理活性物質です。
これまでも、皮下脂肪型肥満は病気とはあまり関係がないのに対して、内臓脂肪型肥満は病気と深い関係があることが指摘されていました。
同じ身長や体重であっても腹部が太っている人は、血糖や血圧、中性脂肪の値が高く、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患になりやすいとされています。
脂肪細胞からは善玉と悪玉の生理活性物質が同時に分泌されているわけですが、肥満との関係はどうでしょう。
肥満で内臓脂肪が増えるのであれば、そこから分泌される善玉の生理活性物質アディポネクチンも増えそうなものです。
ところが、アディポネクチンの血液中の濃度とBMIの関係を調べると、BMIの数値が高いほどアディポネクチンが減っていることがわかりました。一方で、悪玉の生理活性物質であるTNF−αは増えています。
この理由はまだはっきりと解明されていませんが、増えた悪玉が脂肪組織に働きかけて、アディポネクチンの分泌を減らしているのではないかと考えられています。
動脈硬化を防ぐ悪玉のアディポネクチンが減少して、悪玉のTNF−αなどが増えてしまうのですから、動脈硬化は確実に進行します。
飢餓に陥っても生きていけるように、体の中の脂肪細胞に脂肪をためておく必要がありました。
消費をされたカロリー以外、余ったぶんは、すべて脂肪として貯えられるようになりました。そうした身体の機能が残ったまま、どんどん脂肪は蓄えられていきました。
日本ではBMI25以上が肥満になりますが、2002年の国民栄養調査によると、20歳以上の男性で28.1パーセント、女性21.1パーセントがBMI25以上で、国民の4分の1近くが肥満ということになります。
また、注目すべき点は、20年前の調査と比べて、男性はどの年齢であっても肥満が増えています。女性は60歳まで20年前よりも少なく、60歳以上で増えています。
体を動かさない生活が広がっているにもかかわらず、ファーストフードやインスタント食品の普及など、高カロリーの食事が増えてきていることが大きな原因になります。
肥満が恐ろしいのは、いろいろな病気の原因になるからです。代表的な病気を上げていみると。
糖尿病、脂質代謝異常、高血圧、高尿酸血症、冠動脈疾患、脂肪肝、脳梗塞、睡眠時無呼吸症候群、腰痛、変形性膝関節症、月経異常などです。
内臓脂肪型肥満の人は、ここにあげた病気のうち、とくに糖尿病から脳梗塞までの生活習慣病にかかりやすいことがわかっています。まさに肥満は万病の元になります。
脂肪細胞の働き 身体の脂肪には、中性脂肪、コレステロール、脂肪酸、リン脂質の4種類があります。これらのうち、皮下脂肪や内臓脂肪など、体にたまる脂肪のほとんどは中性脂肪になります。中性脂肪をため込んだのが脂肪細胞です。
以前は、脂肪細胞は、単なる中性脂肪の貯蔵庫で、それ以外の働きはないと考えられていました。
しかし、肥満と病気の関係の研究が進むにつれて、現在では、脂肪細胞は中性脂肪をためるだけでなく、体の代謝を調節する重要な物質でだるアディポサイトカインを、何種類も分泌していることがわかってきました。
脂肪細胞から分泌される生理活性物質は、100種類以上あると考えられています。その一つアディポネクチンは、血管の修復を行うなどして動脈硬化を防ぐ物質だといわれています。善玉の生理活性物質です。
ところが、アディポネクチン以外の生理活性物質は、いずれも動脈硬化をあっかさせるものばかりです。
パイワン、TMF−α、アンジオテンシノーゲンなどがありますが、これらは悪玉の生理活性物質です。
これまでも、皮下脂肪型肥満は病気とはあまり関係がないのに対して、内臓脂肪型肥満は病気と深い関係があることが指摘されていました。
同じ身長や体重であっても腹部が太っている人は、血糖や血圧、中性脂肪の値が高く、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患になりやすいとされています。
脂肪細胞からは善玉と悪玉の生理活性物質が同時に分泌されているわけですが、肥満との関係はどうでしょう。
肥満で内臓脂肪が増えるのであれば、そこから分泌される善玉の生理活性物質アディポネクチンも増えそうなものです。
ところが、アディポネクチンの血液中の濃度とBMIの関係を調べると、BMIの数値が高いほどアディポネクチンが減っていることがわかりました。一方で、悪玉の生理活性物質であるTNF−αは増えています。
この理由はまだはっきりと解明されていませんが、増えた悪玉が脂肪組織に働きかけて、アディポネクチンの分泌を減らしているのではないかと考えられています。
動脈硬化を防ぐ悪玉のアディポネクチンが減少して、悪玉のTNF−αなどが増えてしまうのですから、動脈硬化は確実に進行します。
トラックバックURL
この記事にコメントする


