トップページ> >血栓が引き起こす病気

血栓は、血管の中にできる血液の塊で、本来は、傷ついた血管から血液が流れ出るを防ぐために大変重要な働きをします。

健常者であれば血栓をつくるはたらき(凝固)と溶かすはたらき(線溶)のバランスをとっていますが老化やいろいろな要因でその線溶作用が悪化すると血栓症になりやすなります。

血栓が心臓の冠状動脈にできたおこる病気が心筋梗塞、脳の血管をふさぐいで起こるのが脳梗塞で、そのどちらも死に直結するような恐ろしい病気です。

凝固、線溶のバランスをくずした血栓は、虚血性疾患をベースとしてさまざまな病気を引き起こしてしまいます。

人は加齢に従って動脈硬化を引き起こし、血栓症の危険性が増大していきます。その促進因子として高血圧、糖尿病、高脂血症の危険性が増大していきます。

この原因は、急速な生活習慣の欧米化、そして、過食、運動不足などから肥満が増加しているなどが考えられます。

血栓症を起こしてしまうと、日常生活になんらかの悪影響をおよぼしてしまいます。なので、血栓症を起こさないようにはじめの発作を予防することが大切になります。

これは、先天性あるいは後天性に血栓症を引き起こす危険因子が存在するときには、より一層重要になってきます。

予防には、生活習慣病などの危険因子をきちんと評価して、さらに治療を行っていくことが必要になります。

また、それと同時に抗血栓療法を行うことが必要になってきます。

抗血栓療法の中核となるのは、抗血小板剤と抗凝固療法になります。前者は主に動脈血栓に使われ、後者は主に静脈血栓や心臓弁膜症にともなう塞栓症の予防に使われます。

抗血小板剤を使うときは、重篤な出血の副作用がみられることはほとんどありません。むしろ、その薬剤が十分に血小板機能を抑制していることを確信することが大切になります。

血小板機能を調べる方法としては、出血時間、血小板凝集能などがありますが、患者への負担や結果判定に時間がかかりすぎるなどから、臨床の現場ではあまり行われていないようです。

抗凝固剤は、抗血小板剤とは異なって投与が過剰になると出血の副作用がみられるので注意が必要です。

十分な抗凝固作用を有し、過剰投与による出血を防ぐために、INRを2〜2.5に保つように投与量を調整します。



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