認知症
一般的には、年をとったからボケると思われています。しかし身体活動と違って、脳の機能と年齢はあまり関係がないようです。脳は年齢ととともに衰えるという説の根拠になっているのが、脳の神経細胞は青年期を過ぎると一日10万個のペースで死んでいき、また一度死んでしまったら二度と再生できないといわれてきたからです。
ここ数年、ミクロのレベルまで脳の研究が可能になっています。1998年、これまで胎児にしかないとされていた脳の肝細胞が成人にも存在することがわかって、今では基本的に、脳細胞は再生するというのが常識になっています。
脳の機能は神経細胞のつながりで機能していますが、細胞と細胞をつなげているシナプスは、必要か、必要でないかによってつながったり、外れたりしています。つかわれなくなったシナプスはなくなり、よく使うようになった細胞間に新しいシナプスが形成されていきます。リハビリや脳のトレーニングをすると、この変化がどんどん進行していき、機能の変化というこちにまでなります。
歩けないからボケるというのも間違いで、車椅子を使って外界の変化を捉えることはくらでもできます。要するに、年をとったから物忘れをするというのは言い訳で、年をとったから努力をしなくなった結果です。
脳の手術をして治った人が、脳は大丈夫なのにボケるようです。このことは、生きるか死ぬかの大手術をしたから家族が病人を大切にしすぎていることからうまれます。大病をしたから、また年をとったから、怠けてよいというのはうそで、80でも90でも元気な人はいます。そういう人は、生活を上手にコントロールをしています。そうすると、脳のトレーニングを法というのが決まってきます。一番は毎日きちんと生活することです。
認知症を防ぐには、魚と野菜を中心とした、様々な食品をまんべんなくとるのが効果的であることが厚生労働省の調査でわかりました。
研究班の山下一也・島根県立看護短大教授らは、島根県の高齢者95人を対象に。一年間、追跡し、認知機能が改善したグループ、変化なしグループ、悪化したグループに分け、食品一日あたりの摂取量を比較しました。
魚介類は、悪化グループ91gに対して、改善グループは151gと多く、タンパク質やDHAやEPAなどの脂肪酸の摂取も統計的に有意に高い状態でした。
また、総摂取エネルギーでは、認知症改善グループは悪化グループの1.16倍の2149キロカロリー、緑黄色野菜は同1.25倍の137gと、それぞれ高い傾向であった。さらに改善グループは、肉類も含めた総脂肪酸、コレステロール、亜鉛などの微量ミネラルなど様々な食品や栄養素をしっかりととっていました。
研究班は、運動や脳への刺激の他、食事指導の方法を確立する必要があるとしています。
脳血管性痴呆について
痴呆には、アルツハイマー型と脳血管性の痴呆があります。脳血管性痴呆は、脳の血管が詰まることによって神経系に障害が及び、痴呆症が現れるものをいいます。20年ほど前まではアルツハイマー病より多い病気でしたが、ここ数年のの調査ではアルツハイマー病のほうが増えています。
脳血管性痴呆では、脳の太い血管や細い血管が詰まることによって神経系への血流が低下し、神経細胞やそこから出る線維が壊れます。そのため、脳のはたらきが悪くなって痴呆症が生じます。それ以外にも血管が破れて起こる脳出血の後遺症として、痴呆になることもあります。また、脳の海馬や視床といった記憶に関係した特定の部位の血管が損なわれて起こることもあります。
脳血管性痴呆は高血圧、糖尿病、高脂血症や血液が凝固しやすい人、ストレスのある人によく起こり、これらの状態を危険因子と呼びます。アルツハイマー病とよく似た症状が現れますが、経過が少し異なります。アルツハイマー病においては、徐々に悪化していくのに対し、脳血管性痴呆では段階的に悪くなることがあります。
精神症状や行動異常を示すこともあります。脳血管性痴呆では麻痺、歩行障害、嚥下障害、発語障害や感覚障害を伴うこともあります。初期には脳血管性パーキンソニズムや脳卒中後のうつ状態のようにみえることがあります。
症状が動揺し、尿を失禁したり、その場にそぐわない泣きや笑い(感情失禁)がみられることがあります。一方、判断力、理解力や人格は比較的保たれます。
日本での痴呆症の生存期間の統計によると、アルツハイマー病は発病後平均6・1年生存するのに対し、脳血管性痴呆は5・5年といわれています。
脳血管性痴呆について
教えてgoo ヤフー知恵袋より
脳血管性痴呆と診断されている糖尿病を持った80歳の母が食欲コントロールがきかな...脳血管性痴呆と診断されている糖尿病を持った80歳の母が食欲コントロールがきかなくて食べないとクレイジーになります。とくに夜中、こちらも辛いのでついつい食物を与えてしまいます。そのため現在血糖値350に...(続きを読む)
脳血管性痴呆への対応
・・・夫(58歳)が長年脳梗塞を繰り返し、ほぼ脳血管性痴呆であると診断されました。現在、脳梗塞のための治療は行ってます。高血圧への薬物治療が主ですが、基本的には、食と生活習慣の改善を指摘されてます。....(続きを読む)
認知症について
・・・「痴呆」が、「認知症」という呼び方に変わったことで、これまで痴呆の疾患の代表としてアルツハイマー病と脳血管性痴呆に大別されるとされていましたが、その「脳血管性痴呆」も、これに合わせて「脳血管性認...(続きを読む)
都内で脳血管性痴呆の良い病院(先生)を教えて!
・・・65歳父がボケ始めていますが、おそらく脳血管性の痴呆であると思われます(検査もこれから)アルツハイマー型と違い回復の余地のあるタイプの痴呆だと認識しております。本人も治るのならば・・・と治療に意...(続きを読む)
健忘とボケ
最近、物忘れがひどいと悩む人がすくなくないようです。
ただその大部分は健忘です。
年齢を重ねると物忘れがひどくなり、もの覚えもわるくなるのが普通です。
しかしどういう物忘れがボケの初期で、どういう物忘れが健忘かを区別するのは、一般にはなかなか難しいものです。
ボケの記憶障害は、進行すれば健忘と比べものにならないほど病的にかんじられます。
朝に何を食べたのか忘れて食べなおすのがボケ。
昨日初めてあった人の名を今日わすれているのが健忘なら、いま聞いた名前を忘れて何度も聞くのがボケといった具合です。
ボケの本人は、今、何を食べたばかり、いま、言ったばかりと指摘されても、食べていない、聞いていないと主張することが多いです。
大切なのは進行したボケではなく、初期のボケに早く気づき、早く専門家の検査を受けることです。
物忘れがひどくなったときは、一度ボケの検査を受けることをお勧めします。


